労働者の命を守るAIカメラ〜ポーラ化成工業が熱中症リスク判定システムの実証試験を開始〜

投稿者: | 2023-07-10

プレリリースより引用


2023年6月から9月までの期間、ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:釘丸和也、以下:ポーラ化成工業)が、建設業界における熱中症予防の新たな取り組みとして、総合業3社と連携し、「熱中症リスク判定AIカメラ」の建設現場での有用性検証を開始しました。この取り組みは、技術と産業の交差点で新たな価値を生む試みとして注目されています。

プレリリースより引用


ポーラ化成工業は、豊田工業高等専門学校と株式会社DUMSCOとの共同研究の成果を基に、カメラに向けるかざすだけで熱中症のリスクを判定できる革新的なシステムの開発を主導してきこれは、建設現場の労働者が簡単に使え、かつ迅速に体調管理ができるシステムの安定を目指したものです。この度、実際の建設現場における有効性を目指して、株式会社竹中工務店舗太建設啓株式会社三和建設株式会社の3社と連携。その後、現場での「熱中症リスク判定AIカメラ」の社会実証試験を開始しました。

AIカメラによる熱中症リスク管理:社会実証試験の運用と改善計画

この実証試験では、タブレット端末に装着されたAIカメラを用いて、朝礼前と昼休憩前に作業員が一日複数回カメラに向かってかざし、熱中症のリスクをかけて判定します。リスクが高いと判定された場合、作業員はすぐに職長や監督者へ報告。その後、職長や監督はリスクが高いと判定された作業員への体調確認を優先的に行うことで、熱中症の発症を未然に防ぐというプロセスを確立しました。

本実証試験は、AIカメラの導入が現場管理者や職長の現場安全管理や工程管理に有用となる検証だけでなく、作業員自身の健康意識の向上や、最適な設置場所や運用法を見つけることを目指しています。 さらに、試験を通じて得られる情報をもとに、より具体的な活用方法や課題を責め、システムの改善につながる予定です。 具体的には、2024年夏に向けたシステムの改善を視野に入れ、現場での活用をさらに広げることを目指しています。

プレリリースより引用

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