株式会社アイシン(本社:刈谷市)は、道路維持管理支援サービス「みちログ」にAIを活用した新機能をリリースしました。この新機能は、道路の劣化状況を自動で把握し、適切な維持管理をサポートすることを目的とし、すでに実証実験を行っている愛知県岡崎市、刈谷市に導入し本格運用を開始しました。
株式会社アイシンは、自動車部品を中心に幅広い製品を扱う総合メーカーです。自動車関連部品のほか、住宅・福祉・エネルギー・情報技術などの事業を展開しています。例えば、回収したCO2をメタン化・固定化するCO2利活用や、ものづくりのエコデザインにより「廃棄物・汚染を生み出さない」「材料・製品を使い続ける」「再生可能資源活用」の視点で再資源化のサイクルを回すなど、カーボンニュートラル活動を推進することで、域社会でのエネルギーと資源の循環及び普及に貢献しています。
「みちログ」について
「みちログ」は、車両で収集した走行データや車載カメラで撮影した画像をもとにポットホールなどの道路の異常を検知して、道路の劣化状況を把握し、適切な維持管理を支援するサービスです。これにより、自治体や民間企業が効率的かつ効果的な道路維持管理を行うことが可能になります。
新たに搭載された「みちログ2.0」では、画像認識技術を駆使して道路の劣化箇所を自動で検出。さらに、損傷の大きさや形状を分析し、維持管理の計画や予算の策定を支援します。この新機能により、道路維持管理の効率化が一層進むことが期待されています。
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