日本最大級の未来型農業施設、アクアポニックス農園『つなぐファーム』が愛知県愛西市にオープン

投稿者: | 2023-04-10

プレリリースより引用


AGILE INNOVATIONグループのアクアテック株式会社(本社:愛知県津島市)は、地域の食と雇用を支える未来型農業施設であるアクアポニックス農園『つなぐファーム』を、愛知県愛西市にオープンしました。同農園は、日本最大級の生産株数を誇り、持続可能な食料生産を目指すものです。

アクアテック株式会社は、環境に配慮した持続可能な農業技術の開発・普及を行う企業です。水資源を有効活用し、循環型農業システムの確立を目指しており、特にアクアポニックスという技術に力を入れています。アクアポニックスは、魚と植物を同時に育てることができる水耕栽培システムで、水資源の節約や無農薬栽培が可能であるとされています。

日本最大級となるアクアポニックス農園『つなぐファーム』

『つなぐファーム』は、アクアテック株式会社が運営するアクアポニックス農園で、日本最大級の生産株数を誇るそうです。この施設は、地域の食と雇用を支えることを目的として設立されました。

アクアポニックスとは、水生生物(主に魚)と植物を同じ循環水システムで共生させることにより、持続可能な農業を実現する技術です。このシステムでは、魚の排泄物が微生物によって分解され、植物にとって有益な養分に変換されます。その後、植物が養分を吸収し、浄化された水が魚の生活環境に戻されるという循環が行われます。このようにして、水や養分の効率的な利用が可能となり、従来の農業方法に比べて省資源で高品質な農品を生産することができます。また、アクアポニックスは、土壌を使用しないため、土壌病害や害虫の発生が抑えられ、無農薬栽培が実現できます。

プレリリースより引用


『つなぐファーム』では、アクアポニックス技術を活用することで、安全で高品質な野菜の栽培が可能であり、地元消費者への供給を通じて、食の安定供給に寄与しています。さらに、この施設では環境負荷の低減にも取り組んでおり、持続可能な農業を推進しています。
また、施設内には、働く人々によるコミュニティ形成も期待されており、地域の雇用創出にも貢献することが期待されています。『つなぐファーム』の成功を通じて、アクアポニックス農業が今後、日本全国でさらに普及し、新たな地域活性化の一助となることが期待されています。

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