EBILABがバーチャルワークスペースのビジネス活用に関する実証実験を開始

投稿者: | 2021-11-19

株式会社EBILAB公式HPのスクリーンショットより引用

株式会社EBILAB(本社:三重県伊勢市)は2021年11月18日、同社が開発した「バーチャルワークスペースを活用した業務メソッド」のビジネス利用における可能性を探るため、自社業務への導入による実証実験を開始したと発表しました。同実験は2021年11月1日からすでに実施されており、2021年12月31日までおこなわれます。

株式会社EBILAB

株式会社EBILAB公式HPのスクリーンショットより引用


三重県伊勢市に本社を置くベンチャー企業。店舗向けアナリティクスツールやサービス業向けのIoTツールの開発だけでなく、AIを用いた画像解析や機械学習に基づく来客予想、自動発注などのシステム開発をおこなっています。

同社は伊勢神宮の参道で創業150年を数える食堂「ゑびや」のシステム部門から2018年に分社化。サービス産業で働く全ての人が、データ解析の力で、より楽しくスマートに働ける世界を目指しています。これまでに米マイクロソフトによるマイクロソフトMVPを受賞し、同社のスタートアップ支援事業「Microsoft for Startups」の採択企業にも選出されるなど、注目を集めています。

バーチャルスペースを活用した業務メソッド

プレスリリースより引用


近年リモートワーク化が急速に進行した一方、対面でのコミュニケーション機会の減少による社内コミュニケーションの課題も指摘されてきました。今回EBILABが開発したのは、そんなリモートワークで発生する社内コミュニケーション上の課題解決を図る“ニューノーマル時代の働き方”に関する業務メソッド。バーチャル・リアリティヘッドセット「Oculus Quest2」を用い、会議や日常の雑談、レクリエーションなど、企業活動で発生する多岐に渡るコミュニケーション領域にメタバース内のバーチャルワークスペースを活用します。

同社はコロナ禍以前の2017年から、フルリモートによる業務を制度化。世間に先駆けて取り入れたフルリモートワークで培われたノウハウとバーチャルワークスペースが組み合わさって生まれる「社内コミュニケーション上における課題解決力」が期待されます。

今回の実証実験ではEBILABの全社員8名を対象に、メソッド導入前後における業務の取り組みに関する変化を比較・検証するとのこと。有効性が確認されれば、バーチャルワークスペースを活用した業務メソッドの導入・運用プランをサービスパッケージ化し、市場投入していく見通しです。

併せて読みたい

Nagoya Startup Newsでは、名古屋を中心に東海圏におけるベンチャー企業や新技術に関連するニュースを配信しています。東海圏には今回紹介したEBILABのように、AIや機械学習技術などに強みを持つ注目のベンチャー企業が多く本社を置いています。東海発の新技術やベンチャー企業に興味のある方は、以下の関連記事も併せてご覧下さい。

名古屋近辺でAR / VR事業を行う企業4社


名古屋近辺のAI(人工知能)ベンチャー11社

名古屋近辺でオープンイノベーションに取り組む企業10社(事例付き)

運営会社からのPR