小売業界革命:FUJIとIndustry Alphaによる自動化実証実験がスタート

投稿者: | 2024-03-06

プレリリースより引用


Industry Alpha株式会社(本社:東京都板橋区、代表取締役:渡辺琢実、以下:Industry Alpha)と株式会社FUJI(本社:知立市、代表取締役社長:五十棲丈二、以下:FUJI)は、小売業の自動化を推進するための実証実験を共同で行うことを発表しました。この取り組みは、小売業における労働力不足の課題に対応し、スマートストアの実現を目指すものです。

少子化及び労働人口の減少に伴い、小売業界では自動化の必要性が高まっています。特に、商品の搬送や陳列などの物理的作業は、人手に頼る部分が大きく、自動化が求められている状況です。Industry AlphaとFUJIは、この問題に対処するため、小売店舗の運営を支援するAMRシステムの実証実験を開始しました。このシステムは、店舗内での商品搬送作業を自動化し、作業効率の向上と人手不足の緩和を目指します。

スマートストア実現へ向けた実証実験の全貌

<左:Industry AlphaのAMR、Kaghelo、 右:Kagheloのエレベーター連携の様子> プレリリースより引用


実証実験では、実証実験は、FUJIが開発した自律走行ロボット(AMR)とIndustry Alphaが提供する上位制御システム(FMS)の組み合わせにより行われます。
FUJIの自律走行ロボット(AMR)が店舗内の商品搬送を担い、Industry AlphaのFMSにより群制御されます。この組み合わせにより、ロボットは暗闇の中でもカゴ車を自動認識し、適切な陳列棚の前まで搬送することが可能になります。また、FMSは柔軟な機能追加や様々な周辺機器との連携が可能であり、小売店舗の様々なニーズに対応できるよう設計されています。今回の実証実験を通じて、小売業における自動化の可能性を探ると共に、将来的な展開に向けた課題の抽出と解決が期待されます。

この協業は、小売業の自動化を加速させる重要な一歩であり、今後の小売業の運営に革新をもたらす可能性を秘めています。AICHI INNOVATION DAY 2024での発表を通じて、この取り組みの成果と今後の方向性がより詳細に共有される予定です。

AICHI INNOVATION DAY 2024:https://stationai.co.jp/annd-program#day1p1515d

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