オプティマインド、第三者割当増資により約20億円を調達 プロダクト開発や採用を強化へ

投稿者: | 2022-12-27

ニュースリリースより引用


株式会社オプティマインド(愛知県名古屋市、以下オプティマインド)は、既存投資家に加え、未来創生3号ファンドおよびLogistics Innovation Fundを新規引受先とする第三者割当増資を行い、約20億円の資金調達を行ったことを発表しました。累計調達額は約31億円となりました。

オプティマインドは2015年に創業した名古屋大学発ベンチャーです。2019年に東洋経済新報社の「すごいベンチャー100」、2020年にはForbes Asiaが発表した世界を変える30未満の起業家などを選出する「Forbes 30 Under 30 Asia」に代表の松下氏が選出されています。国内最高峰の最適化アルゴリズムを自社開発し、AIにより最適な配送ルートを作成できるルート最適化クラウドサービス「Loogia(ルージア)」を提供しています。

Loogiaは独自のアルゴリズムにより、最適な配車・配送ルートを算出し、提案するSaaS型クラウドサービスです。配送先の時間指定といったラストワンマイルならではの現場成約や日本全国の車両の実走行データを解析することで、高精度な配車体験を実現。日本郵便やローソン、コープ、佐川急便など、荷主・運送会社、自社物流・委託物流を問わず、幅広い配送業界で、累計160社以上の企業にサービスを展開しています。

ニュースリリースより引用

資金調達の背景・目的

ラストワンマイル分野ではEC市場の拡大に伴う宅配便の増加、新型コロナウイルスによるライフスタイルの変化に伴う店舗配送の荷量変動などが起きており、物流の効率化は大きな社会課題です。Googleが配送最適化市場へ参入するなど、世界的に輸送管理システム市場が盛り上がりを見せている中、国内のラストワンマイル市場においてオプティマインドが先駆けてイノベーションを起こしたいと考えているとのことです。

物流業界とテクノロジーの架け橋となり、今回調達した資金を利用して、グローバル人材の採用と顧客とのリレーション構築、現場オペレーションに向き合った『Loogia』の機能拡張に投資するとしています。

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