愛知県名古屋市に本社を置く名古屋大学発のベンチャー企業、グランドグリーン株式会社(本社:名古屋市千種区、代表取締役:丹羽優喜)は、機能性野菜の開発を加速するため、愛知県豊橋市に「豊橋第2研究農場」を開設したことを発表しました。この新たな研究拠点は、地域との連携を深め、多様な野菜の研究開発に取り組むことを目的としています。
グランドグリーン株式会社は、愛知県が運用する革新事業創造提案プラットフォーム(A-idea)にて革新事業に採択され、高機能野菜を中心とした「あいちHealth&Food」プロジェクトを推進しています。同プロジェクトでは、特にスルフォラファンを超高含有するアブラナ科野菜の開発に着手しており、新たな研究農場の開設により、これらの作物の事業化を加速します。豊橋第2研究農場は、約2,000㎡の敷地にビニールハウスを備え、トマトやエゴマ、レタスなどの試験品目に注力する予定とのことです。
地域連携で広がる可能性:グランドグリーンの新展開
豊橋市は、平坦な地形と穏やかな気候を生かした園芸・農産地として知られ、グランドグリーンの第1・第2農場はこの地理的利点を活かしています。グランドグリーン株式会社は「Envision Future Plants〜未来の植物を描こう」というスローガンの下、新技術の開発・導入に力を入れ、種苗分野での貢献を目指しています。また、地域企業や農業者との連携を強化し、共創環境の構築にも取り組んでいます。
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