愛知・豊橋市発、ワイヤレス給電の未来へ!世界初の実証実験スタート

投稿者: | 2024-01-15

プレリリースより引用


2024年1月13日、愛知県豊橋市で、豊橋技術科学大学発のベンチャー企業、株式会社パワーウェーブが開発した「電界結合式」ワイヤレス給電システムを用いた電動キックボードの公道での実証実験がスタートしました。この実験は、世界で初めて実運用される試みとして注目されています。

このプロジェクトは、豊橋駅周辺のまちなかエリアをフィールドに展開されます。電動キックボードは、豊橋駅南口駅前広場やemCAMPUS、こども未来館ここにこ、豊橋市役所など4カ所で利用可能です。期間は2024年1月13日から2月12日まで。電動キックボードの利用には、16歳以上が対象となり、運転免許は不要です。料金は30分200円(保険料込み)となっており、10台のキックボードのうち5台がワイヤレス給電対応車両です。

プレリリースより引用

豊橋市で新たな一歩!次世代ワイヤレス給電の実用化に向けて

利用者は、スマートフォンアプリ「LUUP」をダウンロードし、必要な情報の入力と事前準備を行う必要があります。この実証実験の開始に合わせて、2024年1月13日にはセレモニーも開催され、豊橋市長やパワーウェーブ代表取締役らが出席しました。豊橋市はこれまでにも、企業や大学、行政と連携して多様なスタートアップ支援を行っており、今回のプロジェクトもその一環です。

株式会社パワーウェーブは、このワイヤレス給電技術により、人手を必要とせず、これまで給電が困難だった場所でも可能になる社会の実現を目指しています。将来的に

は、電気自動車の給電技術の普及にも繋がり、小容量のバッテリーを搭載した車両でも長距離の移動が可能になると期待されています。

この実証実験は、豊橋市未来産業創出事業補助金を利用して行われており、さまざまな分野への展開が期待される革新的な技術を、豊橋市発で世界に広めることを目指しています。地域住民の皆様のご協力と関心をお願いし、新たな移動手段の実用化に向けた一歩を踏み出しています。

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