名大発アグリバイオスタートアップのグランドグリーンが豊橋市に研究拠点を新設

投稿者: | 2021-12-17

グランドグリーン株式会社公式HPのスクリーンショットより引用


名古屋大学発ベンチャーのグランドグリーン株式会社(本社:愛知県名古屋市)は2021年12月16日、愛知県豊橋市に新たな研究拠点となる豊橋第1研究農場を開設したと発表しました。

グランドグリーン株式会社

グランドグリーン株式会社公式HPのスクリーンショットより引用


同社は次世代の食農を創造する、名古屋大学発の研究開発型アグリバイオスタートアップ。愛知県主催の「A2(Aichi-Austin)スタートアップ・アクセラレーション・プログラム3期」でフォローアップ・ハンズオン支援をおこなうスタートアップに選出されるなど、注目を集めています。

主な事業として新種苗の共同研究開発や技術提供をおこなう新種苗創出事業と、接木苗生産システム事業を展開。独自の異科接木技術やゲノム編集技術など、最新のバイオテクノロジーを活用することで食農分野における様々な課題解決に取り組んでいます。特にゲノム編集においては、独自技術と高い専門性で、標的遺伝子の探索から種苗の創出まで一気通貫のサービスを実現しています。

研究農場の概要

プレスリリースより引用


今回愛知県豊橋市に新設された豊橋第1研究農場は、広大な約2,000平方メートルの敷地に加え、約1,600平方メートルのガラス温室(3連棟)を備えています。

また、グランドグリーンは新規研究拠点を豊橋市に開設した理由として、農業に適した地形と気候という恵まれた環境条件の他に、「食と農のまち・豊橋」として豊橋市が進めているスタートアップとの共創環境づくりを挙げました。露地(ろじ)や施設野菜、果樹が盛んな国内有数の園芸産地である豊橋市に研究拠点を置くことで、多様化する品種・研究へのより柔軟且つ迅速な対応や、地域企業や農業者との連携強化が期待されています。

今後同社は、名古屋市の本社ラボ施設と豊橋市の研究農場を活用し、気候変動や農業の担い手不足、多様化する食へのニーズなど、食農分野を取り巻く様々な課題へのソリューション提供をさらに加速させていくとのことです。

プレスリリースより引用

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