名大発アグリテックベンチャーのTOWINGがCO2を削減する野菜「宙ベジ(そらべじ)」を発表

投稿者: | 2022-10-23
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株式会社TOWING公式HPのスクリーンショットから引用

株式会社TOWING(愛知県名古屋市)は、2022年9月に作物ブランド「宙ベジ」を発表し、ECサイトをオープンしました。宙ベジは、持続可能な手法で生産された作物のブランド名で、CO2排出量削減のため、炭素を農地に固定する農法を取り入れています。ブランドの拡大により、農業全体のサステナビリティを向上させるのが狙いです。

農業の発展とサステナビリティの両立

「宙農」「宙苗」に続いて立ち上げられた「宙ベジ」は「地球農業の発展を、宇宙農業の実現を。」という想いをこめた、宙シリーズの3本目のラインナップです。「地球にも、うれしいベジ」というタグラインには、地球に嬉しいのは当然ながら、宇宙にも、食べた人にも、嬉しさを届けられるようなベジタブル、という意味が込められています。ブランド立ち上げの背景には「農業のサステナビリティを向上することで、人が宇宙で暮らし始めると言われる20年後、30年後、さらには1000年後の未来においても、おいしい野菜をどこでも食べられるような世界を作りたい」という願いがあります。ECサイトでの野菜販売のほか、弁当や発酵ジンジャーエールなどのオリジナル商品の開発も進行中です。

高機能ソイルによるCO2の削減

宙ベジでは、食糧生産手法として「高機能ソイル」という植物の炭でできた土壌を用いており、炭素を農地に固定することでCO2排出量を削減することが可能です。また、栽培量を増やすことでより多くのCO2を削減できます。宙苗の場合、苗1株あたり200gのCO2が削減可能な計算となっています。これは、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の技術をもとに、TOWINGが実用化したシステムで、有機質肥料を混ぜ合わせることで、人工土壌を適切な状態で管理する仕組みです。有機質肥料を高効率に無機養分へと変換でき、わずか1ヶ月で良質な土壌になることが特徴で、本来であれば焼却処分される残さを材料とするため、炭素の固定や吸収効果も期待されています。

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