愛知県で始まる、画像認証による遠隔死亡診断の新時代

投稿者: | 2024-03-14

プレリリースより引用


株式会社スカラコミュニケーションズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:新田 英明)、デザミス株式会社(代表取締役:清家 浩二)、および三井住友海上火災保険株式会社(代表取締役社長:舩曵 真一郎)は、愛知県農業共済組合(以下:NOSAI愛知)と共同で、獣医師の業務効率化を目的とした遠隔死亡診断の実証実験を開始しました。この実験は、牛の総合診療サポートツール『U-メディカルサポート』を活用し、獣医師が遠隔地からの死亡診断を可能にすることで、現場での診療業務に注力できるようにするものです。

遠隔地への移動が必要なく、時間と労力の節約を目指すこの取り組みは、獣医師が家畜の死亡診断を行う際に直面する課題を解決することを目的としています。特に、1日かけての移動が必要な場合の労力の節約や、SNSツールを使った際の画像の位置情報削除による問題を克服することが狙いです。この実証実験は、愛知県内の農家と連携して行われ、画像による死亡診断の精度を高めることを目指しています。

実証実験から見る、遠隔死亡診断の新機能と可能性

実証実験の具体的な内容としては、NOSAI愛知とデザミス株式会社、株式会社スカラコミュニケーションズが共同で、U-メディカルサポートを使った新たなプロセスのデジタル化に取り組んでいます。この取り組みにより、家畜の死亡廃用共済手続きにおける確認作業をオンラインで完結できるようになり、GPSタグや特定の目印が施された画像の送信を通じて手続きを進めることが可能になりました。これにより、共済手続きの効率化と透明性の向上が期待されます。

今後、実証実験の結果を踏まえ、U-メディカルサポートの死亡診断機能に新たな機能を追加する計画です。この取り組みが成功すれば、獣医師の業務効率化だけでなく、家畜の管理システム全体のデジタル化と進化にも寄与することになります。

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