名古屋大学から生まれたAIベンチャー、株式会社トライエッティング(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:長江祐樹)が、シリーズBエクステンションラウンドにより約2.5億円を調達。これにより、その累計調達額が約9.6億円に到達したことが明らかにされました。
トライエッティングは、ノーコード予測AI「UMWELT」を提供しており、このツールを使えば、専門知識がなくてもさまざまな数値を予測できます。また、Excelデータとの連携により、CSVデータをAI化し、業務の効率化が期待できます。これにより、「導入コスト・開発期間の長大化、専門人材の不足」といったAI導入時の課題を解消することを目指しています。さらに、「HRBEST」という自動シフト作成AIも開発・提供しており、多岐にわたる業界での導入事例が存在します。
AIの実力を証明: トライエッティングの具体的な導入例とその成果
調達した資金は、社会課題の解決や業務課題の解決に向けた事業拡大のために使用される予定です。特に、SDGsへの対応や食品ロスの解消といった社会課題へのアプローチが期待されています。
また、豊田合成株式会社 新価値創造部の山野直樹氏は「トライエッティング様の「UMWELT」は材料開発での使用経験があり、AIを身近に感じることができる」とコメント。トライエッティングの長江祐樹代表取締役社長は、今後も安定的な価値提供を目指すと述べました。
この動きは、日本のAI技術の進化や社会課題へのアプローチを強化する一例として、注目されています。
導入例
食品ロス削減に向けた導入事例
[日の出みりんなどを展開するキング醸造様の事例]
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000029446.html
[スガキヤなどを展開するスガキコシステムズ様の事例]
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000029446.html
[とんかつKYKなどを展開する曲田商店様の事例]
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000029446.html
在庫稼働率の上昇や余剰在庫の削減に向けた導入事例
[足場レンタルのASNOVA様の事例]
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000029446.html
[オフィス家具のアルプススチール様の事例]
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000029446.html
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