株式会社Acompany(本社:名古屋市西区、代表取締役CEO:高橋亮祐氏)は、関西電力株式会社(本社:大阪府大阪市、取締役代表執行役社長:森望氏)に対し、プライバシーDXを推進する「プライバシーDXコンサルティングサービス」を提供しました。関西電力は、この支援をもとに新たな社会貢献活動促進サービス「モアクト」を開発し、2024年11月22日より実証実験を開始しました。
関西電力が開始した「モアクト」は、社会課題解決を目指す企業や団体と生活者を結びつけ、社会貢献意識の向上と行動変容を促す新サービスです。利用者はアプリを通じて提供される“ミッション”を通じ、社会課題の背景や解決策を学びながら行動を起こし、その成果をポイントとして蓄積。ポイントは特典と交換できる仕組みが採用されており、楽しみながら社会貢献に取り組めることが特徴です。
Acompanyは、「モアクト」の開発および実証段階において、プライバシー影響評価(PIA)を実施し、パーソナルデータの適切な管理と利活用をサポートしました。この支援により、関西電力は新サービスにおけるプライバシーガバナンスを確立し、安全かつ効果的にデータを活用した社会貢献活動を展開できる体制を整えました。
プライバシーDXがもたらす新たな競争力と未来
Acompanyの「プライバシーDXコンサルティングサービス」は、パーソナルデータを活用する事業の企画構想からリスク分析、要件定義、PoC(概念実証)、本番運用までを一貫して支援するサービスです。同社はプライバシーの強化を単なる守りの施策ではなく、競争優位性を確立する「攻めのガバナンス」と位置づけています。
今回の取り組みを通じて、AcompanyはプライバシーDXが新規事業における価値創造と競争力強化の基盤となることを示しました。11月22日に開始した「モアクト」の実証実験が、関西電力における新たな社会貢献モデルの成功例となることが期待されています。
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