トビラシステムズ株式会社
同社は2006年に創業した、本社を名古屋に置くベンチャー企業。迷惑電話ブロックサービス「トビラフォン」や、位置情報共有型SNS「wellhash」など、自社開発に裏打ちされた信頼性の高いサービスに注目が集まっています。特にセキュリティの分野において高い評価を得ており、ソフトバンク、au、docomoなどの大手キャリアへ迷惑電話などのブロックサービスを提供しています。
GOOD AID株式会社
同社は、処方せんがなくても医薬品を購入できる「零売(れいばい)」など、新たな機能を兼ね揃えた薬局、訪問看護、医薬品ECなどの事業を展開するスタートアップ企業。「処方箋がなくても薬が買える薬局」や「処方箋の受付をおこなう薬局」を全国で30店舗展開しており、地域に根ざした街の保健室として、従来の医療・ヘルスケアの常識にとらわれることなく、新しい価値を提供するヘルスケアプラットフォームを目指しています。
出資概要
テクノロジーとヘルスケアという異なった領域での事業展開をしていることで、一見繋がりのなさそうな2社ですが、今回の出資の背景にはヘルスケアプラットフォームにおける成長性への期待がありました。トビラシステムズは「従来の薬局の形に捉われない斬新なサービスで、ヘルスケア業界のイノベーターとして薬局のあり方に変化を起こしているGOOD AIDの活動に共感するとともに、将来的にIPOを目指す同社の成長性に期待し、今回の出資に至りました。」としています。
また、今回の出資に伴い、GOOD AIDグループの店舗においてトビラシステムズのクラウド型ビジネスフォン「トビラフォン Cloud」の導入実証が目指されています。これにより、GOOD AIDグループの店舗での電話業務における顧客満足度向上に貢献と、toC企業における「トビラフォン Cloud」のニーズ調査や品質向上を図っていきたい、とのことです。
併せて読みたい
Nagoya Startup Newsでは、東海圏におけるベンチャー企業や新技術に関連するニュースを配信しています。名古屋には今回紹介したトビラシステムズやGOOD AIDのようにテクノロジーやヘルスケアの領域で強みを持つベンチャー企業が多く本社を置いています。名古屋発の新技術やベンチャー企業に興味のある方は、以下の関連記事も併せてご覧下さい。また、今回紹介したトビラシステムズ代表明田氏、そしてGOOD AID代表の服部氏が登壇予定のイベントが11月16日に名古屋で開催されます。詳細情報については、以下のイベント記事も参照いただけます。
11月16日(火)|グローバル起業家団体EO Nagoyaによるオープンイベントが開催
シリーズBラウンドで総額2億円の資金調達を実施|GOOD AID株式会社
自分たちにしかない技術で、社会問題の解決に挑む — トビラシステムズ株式会社の明田篤氏にインタビュー