新時代のデータ保護:Acompanyが『AutoPrivacy』を通じて業界のスタンダードを目指す

投稿者: | 2023-09-12

プレリリースより引用


株式会社Acompany(本社:名古屋市西区、代表取締役CEO 高橋亮祐、以下Acompany)は、『AutoPrivacy』を通して、複数の事業者のデータを安全に掛け合わせる「データクリーンルーム(DCR)」の提供を始めると発表しました。

Acompanyは、2018年に設立され、プライバシーテックを駆使して社会課題の解決を目指す企業として知られています。その主要な事業として『AutoPrivacy』があり、このたび、データを安全な状態で連携し、分析することができる「データクリーンルーム(DCR)」の提供を開始します。

データクリーンルームとは、個人のプライバシーを保護しつつ、複数事業者のデータを掛け合わせて活用する環境のことを指します。現時点では、Cookieに依存しないマーケティングデータ基盤構築手法としてデジタルマーケティング領域を中心に活用が模索されています。また、今後はさまざまな業界でもこの技術が応用されることが期待されています。AutoPrivacyは、Acompanyの研究成果である秘密計算や連合学習といったプライバシーテックと法律の知見を組み合わせ、すべてのデータを利用可能にするデータクリーンルームを提供していきます。

プレリリースより引用(図1:AutoPrivacyで実現できるデータクリーンルーム)

データを守りながら成長する: AutoPrivacyの未来像

プライバシーテックとは、個人のプライバシーを保護するための先進技術を指します。現代社会で、個人のデータが多数の企業や組織によって大量に保有・利用される中で、安全かつ効果的なデータの活用が不可欠となっています。プライバシーテックは、データの暗号化、匿名化、合成データの生成など、データのプライバシーを保護しながらも高度な分析や利活用を可能にする技術を提供しています。
プライバシーテック研究所:https://acompany.tech/privacytechlab/

AutoPrivacyは、Acompanyが提供するプライバシーテックの一つで、上記のような技術の応用例として注目されています。今後の展開として、AutoPrivacyは、個人が当たり前にプライバシーが守られる社会の実現を目指すとともに、企業が持つ多様なデータを繋げることで、ビジネスの更なる成長や革新をサポートしていきます。これにより、企業間のデータ連携がよりスムーズに、そして安全に行われることを期待しています。

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