埼玉工業大学(本部:埼玉県深谷市)とアイサンテクノロジー株式会社(本社:名古屋市、以下:アイサンテクノロジー)は、自動運転技術の研究開発を進めるために、連携協定を締結しました。この協定により、両者は自動運転技術に関する共同研究や技術交流を行い、技術革新を目指すこととなります。
アイサンテクノロジーは、自動車関連の電子制御技術を開発・製造・販売する企業です。同社の主力製品には、自動車用電子制御ユニット(ECU)や、各種センサー類があります。また、自動運転技術を含む最先端技術の研究開発にも積極的に取り組まれています。
埼玉工業大学は、埼玉県深谷市に本部を置く総合工学系の大学で、自動車工学をはじめとした様々な分野で研究活動を行われています。2019年に自動運転マイクロバス、2021年には大型バスを開発し、全国各地での公道における自動運転の実証実験に参加してきました。2021年度には年間1万km以上の自動運転による走行を実施して、研究・開発を推進しています。
一方で、2023年4月1日には、自動運転車の「レベル4」を許可する改正道路交通法が施行されました。この法改正により、自動運転技術の研究開発がさらに加速されることが期待されています。
今回の連携について
埼玉工業大学とアイサンテクノロジーは、今回の連携協定を通じて、自動運転技術に関する共同研究や技術交流を行うことで、技術革新を目指すこととなります。この協定により、両者は自動運転技術の実用化に向けた取り組みを一層強化し、日本の自動運転技術の発展に寄与することを目指します。具体的な取り組みとして、両者は互いの技術やノウハウを共有し、研究開発の効率化や実用化へのスピードアップを図ります。また、今後の自動運転技術の普及に向け、関連法規制や社会インフラ整備にも対応できるよう、産学連携を通じて幅広い知見を蓄積していくことが期待されています。
この連携協定による研究開発の進展は、自動運転技術の進化や、交通事故の減少、交通インフラの効率化など、社会全体に対するメリットが大きいとされています。今後も、埼玉工業大学とアイサンテクノロジーの連携による研究開発が注目されることでしょう。
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